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耳をつくる
R 小2 男子
今日は 「マクドナルドでお買い物」 の場面を ネイティブスピーカーの発音で聞いて、 同じように言えるまで練習しました。 はじめ通して聞いたときは 全部が塊のように聞こえたので 眼を白黒させていましたが ひとことづつに分けて聞いたら すぐにテープそっくりに元気よく言えました。 ただ、ふたつだけどうしてもいえないセリフがありました。 I want some hamburgers.同じところを何度も聞かせました。 5回聞いたところで 「あ、分かった~」と顔が輝きましたので 「じゃ、言ってみようね。」といって、 聞いてみたところ、want と hamburgersの間に m の音が入りました。 「あ、近付いたね~!その調子。もうちょっと何か聞こえない?」 さらに10回ほど聞いている過程でひとりでつぶやくようにリピートするのを聞いていると 「ゥム」が入り、 「ァム」 になり 「スム」になりついに 大人の日本人が発音する場合 「some は 『サム』 だろう!」となりがちですが 英語はリズムです。 弱く言う部分は、思い切り弱くかつ早く言いますから アは自然母音となりウに近くなります。 (PCで発音記号の出し方がわからないのでカナになってしまうのですが ほんとうはアでもウでもありません。 口のどこにも力が入らないで声だけ出すときの母音です。) すくなくとも サム よりは スム にちかく一瞬で発音します。 こういうことを説明なしで聞き取って さらりとそっくりに真似できるのが年齢の低い子供たちです。 この 『耳から入れて口に出す』 という経験を小さいときに積んでおくと 英語の微妙な発音を聞き分けて、自分でも正しい発音ができるようになります。 もうひとつ、 これはしばらく聞いた後で、助け舟を出したのですが テープに合わせて言おうとしてもいえません。 結局自分で聞き取ったものでなければ口には出ないと言うことを 本人も納得していました。 誰にも助けてもらえないわけですから 身を乗り出して聞き取ろうとしましたがどうしても耳に収まらないらしく そのうちに手を両目にあてて耳を澄ませていました。 (小さいのに良く頑張るなあ、)と感心したり、 (なるほど、眼を閉じる方が耳が研ぎ澄まされるのか、)と再認識したりしながら 私はひたすらテープを巻き戻し再生する作業を繰り返しました。 eight のあとに 「ア」 が入り、yen の前に d が入りましたが R君はニコニコしながら大きく 「うん!」と頷きました。 ちなみに・・・ 大人になってからでも、字に頼らないで ひたすら英語を聞いてその通りにまねする 訓練をすれば耳も発音も改善します。
by school-t
| 2005-12-17 15:26
| 小学生(英語)
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